BUSINESS

COOPERATION

三井物産グループとの連携

三井物産のDNAが息づく
生鮮・水産品を取り扱う食料専門商社、
三井物産シーフーズ株式会社。

1947年、戦前の三井物産の有志を中心に東邦物産が設立されて以来、私たちに受け継がれてきたのは三井物産グループのDNAです。2005年のサーモン事業を手始めに、水産事業が、三井物産株式会社から次々に東邦物産に移管。そうした過程を経て、私たち三井物産シーフーズは食料専門商社としての基盤を強化してきました。これからも私たちは三井物産グループの有する世界規模の情報収集力、ネットワークを有効に活用しながら、安全・安心な水産物の安定供給を実現していきます。  

三井物産グループの
サプライチェーンの中で
私たちができること。

食の生産・集荷・製造・加工にわたってグローバルなビジネス基盤を構築する、三井物産グループ。そのビジネスモデルは生産地への出資、食ビジネスの事業化へと大きくシフトするとともに、養殖池や加工工場でのデジタル技術・AIの活用や、養殖池から販売にいたるサプライチェーンの見直し・効率化を積極的に推し進めています。そうしたなか私たちは、三井物産グループの有するサプライチェーンを活用したビジネスフローを積極的に構築。単に原料供給にとどまらない新規ビジネスの創造を仕掛けていきます。

ORGANIZATION

組織概要

当社は、エビ商品取扱いを主体とした営業第一部、サーモンを取扱う営業第二部、魚卵や、海外市場向け商品開発から共有までサポートする営業第三部、マグロ、その他の成長市場拡大を目指す営業第四部で構成されています。

  • BUSINESS UNIT

    プロの目利きで選んだ安全で安心の美味しい食材を世界へ。

    エビ商品取扱いを主体とした営業第一部、サーモンを主要取扱いとする営業第二部、魚卵、その他、海外市場向け商品などを取扱う営業第三部、マグロや新規商品開発を対象とした営業第四部で構成されています。

    新しい商材、新しいマーケットへの取り組み。

    お客様・海外生産者と一緒に水産資源のサステナビリティを確保しながら、旬な原材料の調達に取り組み、その中でも厳選された原料・加工品を輸入・提供させていただいております。一方、日本食材のすばらしさを海外のお客様にもっと知っていただくために、日本の水産物や製品の輸出にも注力しています。こだわり商材の一例ですが、養殖エビの場合、メーカー様と一緒に、エビ養殖の飼料はもちろん、養殖池の管理、加工方法まで徹底的にこだわることで日本のお客様はもとより海外市場からの需要も拡大しています。海外市場での水産物需要が高まる中、みなさまの需要に応えられるよう産地へ足を運び、戦略的パートナーと強いサプライチェーンを構築して事業拡大をはかっていきます。

  • CORPORATE UNIT

    食卓に笑顔と元気をお届けしたいという私たちの想いは、今日も国境を越えて広がっています。そうしたダイナミックなトレーディング活動を支えているのが、業務部、経理・リスクマネジメント部、商品開発・品質管理(RQC)を担当する各コーポレートスタッフ部署です。「お客様第一主義」、「現場主義」を掲げながら、半世紀以上にわたって輸入・輸出ビジネスを、そして三国間貿易を積極的に展開する三井物産シーフーズ株式会社の縁の下の力持ちです。なかでも食品の調査・開発や現地監査などを担う「商品開発・品質管理センター」は、三井物産シーフーズ株式会社ならではの専門部署です。

STABLE

食卓の「今」を守る。

天候不順、為替や国際情勢など変動リスクに対応しつつ、安全な商品を安定して食卓へお届けする。トレーディングの基本を堅持することは私たちに課せられた使命です。世界の需給を見極め、競争力のある商品を確保。消費者の大きな関心ごとになっている食の安全についても、現地生産者と一体となって取り組むとともに、社内には「商品開発・品質管理センター」を設置。当たり前のこととして食の安全・安心・安定を実現することは、食料専門商社だからできる社会貢献に他なりません。

CHALLENGING

変化を先駆け、未来をつくる。

食に求める消費者の想いは、時代の変遷やライフスタイルの変化とともにますます多様化しています。単に満腹感やおいしさだけでなく、安全性や環境への配慮、調理の便利さなど、より細分化される消費者ニーズにお応えするために、三井物産シーフーズ株式会社では川上・川下の双方でさまざまな施策を展開しています。例えば、現地に直接出向いて、生産効率の向上策や減農薬など環境管理について互いに検討。その新たな試みが、疾病に罹りにくく生産効率が上がる「ハーブシュリンプ」であり、大きく実を結びました。また、流通・販売や消費者にとっての付加価値を高めるために、商品加工なども工夫。今後は、食べ方の提案やレシピ紹介などにも積極的に取り組んでいこうと思います。

PROFESSIONAL &
SYNERGY

積み重ねてきた実績と、探求心の相乗効果

私たちが取り扱う水産物は、食卓にのぼる多くの食材をカバーしています。当社では、エビ・サーモン・マグロ・魚卵などの水産加工物を輸入・販売。社内で共有する情報収集力や商品開発力と三井物産グループの総合力を融合させながら、食料専門商社としての競争力を加速させていきます。

SAFE & SECURE

安全を守る独自の品質管理体制

"安全"は、多種多彩な水産物を提供する商社としての責任です。だからこそ私たち三井物産シーフーズ株式会社は、QA(クオリティ・アシュアランス)体制を徹底。厳しい自社基準を満たした世界20カ国以上、約300の取引サプライヤーのみを独自開発した「サプライヤー登録システム」に登録し一元管理。専門チームがの現地工場に出向き、日本の法令に則った商品を製造しているか定期的な監査を実施しています。また、社内に有する「商品開発・品質管理センター」も、三井物産シーフーズ株式会社ならでは。専門知識を持つスタッフによる徹底的な調査・検証を実施しています。健やかな暮らしを支える食だからこそ安全を第一に…その想いは、分社化以前の東邦物産1958年の創立以来、揺らぐことはありません。

TRILATERAL TRADE

三国間貿易

三国間貿易も
積極的に展開する、
三井物産シーフーズ株式会社。

三国間貿易とは、商材の輸出・輸入には直接かかわらない第三国が、海外業者より商品を仕入れ、輸入者と商品売買契約を締結。商材は海外の業者から海外の輸入会社へ、直接輸出される貿易形態のことです。近年、多くの日本企業が現地生産化を展開しており、三国間貿易のニーズは日増しに増しています。荷受地から荷渡地まで低コストかつ安定輸送がメリットの三国間貿易は、私たちにとって新たな可能性を広げるビジネススタイルです。

培った信頼をもとに、
三国間貿易による輸出ビジネスも。

食品専門商社として私たちは、広く世界から安全・安心な水産物を輸入し、日本の食卓においしさをお届けしてきました。そして今、少子高齢化とともに国内需要の減衰が進む中、輸入のみならず輸出ビジネスにも積極的に参入していきます。その切り札となるのが三国間貿易です。このトレーディングは信用が第一。長年培ってきた食料専門商社としての信頼、三井物産グループの一員ならではの信用、そして品質管理や加工技術でのジャパン品質の確かさ。これらのリソースをもとに、例えばエクアドル産のエビを中国に輸出するなど、産地加工の水産物をアジア諸国や北米、ヨーロッパへ。その取扱高が、年を追って拡大しています。

QUALITY MANAGEMENT

品質管理

メーカー並みのスキルで、
消費者も頷く品質管理を。

多種多様な水産物を取り扱う食料専門商社だからこそ、私たちはその安全・安心を現地の生産者やサプライヤー任せにしたくはありません。そのQA(クオリティ・アシュアランス)の徹底を牽引するのが、「商品開発・品質管理センター」です。商社の枠を超えた品質管理をめざして、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)やISO9001(品質マネジメントシステム)に沿ったお客様に満足していただく『顧客満足』管理手法を徹底して実践。スタッフはHACCPの研修に定期的に参加することでスキルを磨きながら、HACCP審査員の資格取得をめざしています。こうした食品メーカー並みの品質管理は一企業としてのコンプライアンス順守だけでなく、加工食品分野への参入をもめざす私たちが一般消費者からの信頼を得るために欠かせないものです。

「現場主義」の品質管理。
そして、商品開発という新たな挑戦。

新しい商品の登録にあたって、まず実施するのが専門チームによる現地の生産地や工場の監査です。私たちは世界20ヵ国以上、300を超えるサプライヤーとの取引がありますが、この姿勢は一つとして変わることがありません。例えばエビ、サーモンなどの養殖池であれば、その水質や飼料及び抗生物の安全管理までを。加工工場であれば、規格商品の製造確認、検証、衛生管理や指導を徹底して実践しています。「商品開発・品質管理センター」の新たな役割が、消費者目線を取り入れた商品開発です。