Business Info 事業案内
Our
Business
事業紹介
見えないこだわりが、
ひとくちのおいしさに。
各事業に携わる社員たちの情熱と想いが詰まった
プロジェクトストーリーをご紹介します。
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各事業に携わる社員たちの情熱と想いが詰まった
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エビ事業 Shrimp Business
世界の海から届ける
高品質なエビ
エビ事業では、海外での養殖や天然漁獲などの原料調達から、工場での加工プロセスの管理までを行っています。また、これらの製品を国内外の市場に輸入し、販売するまでの全ての流れを自社及びグループ会社で担っています。私たちは幅広い商品ラインナップを揃え、お客様や生産者との信頼関係を築きながら、美味しい商品を世界中に届けることを使命としています。さらに、世界中に張り巡らされたネットワークを駆使して市場の動向を常に把握し、変化するニーズ多様化に柔軟かつ迅速に対応する体制を整えています。
現在、お客様ブランドでの商品開発や製造ラインの立ち上げに注力する加工事業や、養殖飼料の開発から携わったHERB SHRIMPを筆頭とする原料事業は、幅広いラインナップでお客様の多様な要求に応えています。特に、三井物産が出資するベトナムMinhPhu社のネットワークを活用し各国の原料を組み合わせて製造する加工商品は高い競争力を発揮しています。また、SDGsを意識した環境負荷を低減した持続可能な商品の開発も積極的に取組んでおります。
将来的には、三井物産グループのネットワークを活用した各国での養殖事業の確立や各加工地と連携することでの安定供給体制の構築、新興国への販売を目指しております。私たちは最高品質の商品を提供し、世界中のお客様の満足を最優先に追求します。市場で培った知見とネットワークを活用し、お客様の期待を超える成果を目指すグローバル戦略を展開します。私たちの目標は、お客様に最適なソリューションを提案し、信頼と実績を積み重ねることです。これからもグローバル市場での競争力を高め、持続可能な成長を追求していきます。
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サーモン事業 Salmon Business
世界基準の品質で
届けるサーモン
私たちは、三井物産株式会社の水産室を前身とし、2005年に当時の東邦物産株式会社へ鮭鱒部隊を移管し、事業を継承しました。私たちは、三井物産グループのグローバルリソースを駆使し、長年にわたり世界各国の企業と取引を行っています。南米・北米・北欧・中東から素材となるサーモンを輸入したり、ベトナム・タイ・中国などの加工パートナーで冷凍食品を製造しています。
また、特色ある商品の製造にも力を入れており、スモークサーモンの分野では1998年よりチリのMulti-X社との協力で開発がスタートし、チリのスモークサーモンのパイオニアとしての地位を築き上げました。この商品は、日本人の味覚に合わせて開発され、レストランチェーン、コンビニエンスストア、ホテルチェーンなど、幅広い業界で高い評価を得ています。
さらに、私たちは水産物の認証商品にも積極的に取り組んでいます。MSC/ASCのCoC認証やBAP認証を取得し、社内の品質管理部門と連携を図り、安心かつ安全な商品を提供しています。お客様により良い商品をお届けするために、品質に対する取り組みに力を注いでいます。
私たちは、三井物産グループとの強固なパートナーシップを活かし、世界中のお客様に高品質なサーモン製品をご提供してまいります。品質、安全、環境への配慮を大切にし、持続可能な経営を目指し、お客様のニーズに応えるサービスを提供してまいります。私たちのプロジェクトストーリーを通じて、サーモン事業のビジョンや価値観をお伝えし、お客様との信頼関係を築いていきます。
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魚卵事業 Fish Roe Business
世界に広がる魚卵ビジネス
伝統と革新の歩み
2004年、三井物産のグループ会社である北海シーフーズ株式会社は、東邦物産に合併し、新たな歴史の扉を開きました。現在の三井物産シーフーズ株式会社が誕生してからも、魚卵事業は中心的な役割を果たす事業の一部を担っています。
北米における塩筋子のルーツは1964年にさかのぼります。当時、三井物産はカナダとアラスカに職人を派遣し、現地での製造を開始しました。この試みは、約60年にわたる長い歴史の幕開けとなり、北米市場での確固たる地位を築くことにつながりました。
一方、北欧事業も1977年にノルウェーでトラウトの卵から塩筋子の生産をスタートさせました。現在ではデンマークのAQUAPRI社と連携し、さらなる展開を図っています。これにより、三井物産シーフーズは多様な市場での競争力を強化しています。
塩筋子業界では、主に東北・北海道市場を拠点に長年にわたり販売を展開してきました。競合他社との対立が続く中でも、三井物産シーフーズはトップリーダーとして名を馳せています。毎年9月から10月には北海道紋別で秋鮭事業が行われ、味付けいくらや塩筋子の生産が続けられています。
各事業現場には熟練した筋子技術者が派遣されており、長年の伝統製法による全て手作りの生産が行われています。また、時代の変化や顧客ニーズに応じた商品スペック開発と品質管理強化にも力を入れており、その結果として信頼されるブランドとして成長しています。
近年、日本食ブームやイクラ魚卵需要が高まる中で、三井物産シーフーズは老舗メーカーブランドとして高鮮度・高品質な差別化製品を提供し続けています。世界的な相場の変動にも対応しながら、伝統ある食文化を守っていく責任を感じています。このようにして、三井物産シーフーズは未来へ向けてさらなる成長と発展を目指しています。
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マグロ事業 Tuna Business
地中海蓄養事業の
パイオニア
日本の漁業は、戦後復興の中で漁場が沿岸から沖合、遠洋へと拡大し、1950年代から1970年代にかけて漁獲量は劇的に増加しました。遠洋のマグロは缶詰と刺身用に分けられ、三井物産は缶詰輸出という形でバリューチェーンに寄与していました。
しかし、1977年に主要国が200海里経済水域を設定し、日本の遠洋漁業は再び試練に直面します。乱獲や漁業従事者の減少、原油高も影響し、漁獲量は減少。1980年代には日本漁船の海外売却が進み、三井物産も海外からの原料買付に移行。1990年代には売却された中古漁船により韓国・台湾での漁獲量が増加し、マグロの赤身商材(キハダマグロやメバチマグロ)は供給過剰となりました。
三井物産は希少価値のある脂物商材(本マグロ・ミナミマグロ)に移行する決断を下します。世界中の天然物の漁場開拓を開始する中で、本マグロの主要な産卵場所である地中海で、巻き網船で産卵後の魚を漁獲、生け簀で一定期間給餌した後に収穫する畜養事業に着目しました。そして1996年にスペインのパートナーと合弁事業を設立します。1997年には日本の小売大手に生鮮本マグロを販売する業界初の取組みを実現、日本での地中海産畜養本マグロの普及に寄与しつつ、スペインからイタリア・マルタ等主要生産地での生産指導・品質管理を通じて、畜養事業の基礎形成に貢献しました。
マグロ事業は、2011年に三井物産から旧東邦物産に移管されました。私たちは長年に亘り生産者と構築した関係を活かし、日本への畜養本マグロの供給を続けてきました。三井物産シーフーズが新設された2022年にはモロッコの畜養本マグロに取扱いを拡大。近年は日本市場だけでなく海外市場にも目を向け、世界最大の水産市場に成長した中国市場にもスペインから畜養本マグロの空輸事業を開始しました。
私たちのマグロ事業は缶詰から赤身商品・脂物商品と、時代とニーズに合わせて事業を発展させてきた三井物産グループの先人の志を受け継いでおります。毎年の買付交渉や生産時の現地訪問・船上での検品を通じて、今後も三井物産グループの伝統事業を担う一員として、生産者・お客様と協力し、日本の食卓に並ぶマグロの品質を担保しつつ安定供給を実現して参ります。
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輸出事業 Export Business
日本の味を世界へ
輸出事業の拡大
日本食人気の高まりから2010年に新しく輸出ビジネスをスタートしたものの、翌2011年に東日本大震災が発生し、日本産食品への風評被害という大きな壁に直面しました。その後放射能検査の徹底、海外顧客へ安全性の訴求を粘り強く行った結果、少しずつ輸出を再開することができました。
私達は三井物産グループのネットワークを最大限に活用して海外の日本食レストランやスーパーマーケットに、日本食の輸出を拡大し続けています。海外展示会への出展や三井物産海外支店の協力により海外のお客様と商談をする事はもちろんのこと、現地のニーズやトレンド、嗜好を深く理解し、OEMにもチャレンジしています。
また、食に対して高いモチベーションを持っている営業スタッフが日本全国の厳選した商品を選定し、商品の販売方法やメニュー提案まできめ細かく営業活動を行う事が私達の強みとなり、お客様からの信頼を得てビジネスの拡大に繋がっています。
海外からの訪日観光客の増加や健康嗜好により海外で更に高まる日本食へのニーズに対応すべく、人材育成にも力を入れています。多言語を活用するグローバル人材やインハウスの貿易事務スペシャリストがタイムリーな対応を実現しています。
現在はアジア地域への輸出がメインとなりますが新たにオセアニアや欧米へ販路を開拓することを目指し、メンバーが一丸となって奮闘しています。これからも私達は「日本のおいしい」を世界へ届けていきます。
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商品開発・品質管理
R&D、QA/QC - Research and Development, Quality Assurance, Quality Control -
顧客満足度を追求した
食の体制づくり
海外生産拠点との品質管理
商品開発・品質管理センターは、三井物産シーフーズの前身である東邦物産時代に「食の安全・安心・安定供給」を実現すべく設置されました。設置当初は、品質管理システムの構築がままならないこともありました。しかし、運用の見直しと改善を重ね、専門知識を持ったスタッフによる監査およびフォローアップのもと、HACCPに沿った衛生管理基準を満たす工場のみを海外生産拠点とする等の体制を導入することで、現在は「食の安全・安心・安定供給」を確実なものにしています。
各国の工場で異なる規制や慣習、言語や文化に配慮しながら、日本市場の品質基準を満たした商品生産のために関係者とコミュニケーションをとる場面では、時に苦労することもありますが、何度も現場に足を運び信頼関係を構築することで協力体制を獲得しています。
現在の食卓を彩り、未来の食卓を守る挑戦
私たちは、顧客満足度の向上を目標に掲げ、お客様の多様なニーズにコミットするため、原料および商品の開発を行っています。本社オフィスには分析兼開発室を設置し、リサーチやテーブルテストを重ねることで、お客様に付加価値を提供すべく勤しんでいます。従来は主にReady to cook 規格の原料開発が大半を占めていましたが、昨今はReady to eat 規格の商品開発にも注力しています。直近では水産物と農産物が主品目のReady to eat 規格の商品をお客様と力を合わせて開発しました。その他、専門知識を持ったスタッフによるソースの開発にも注力しており、開発実績が増えています。
また、「サステナブル」を実現するためにCoC認証の管理も行っており、継続的な運用の見直しと改善を通じて、弊社のMSCやASC等の認証品の取り扱い促進に寄与しています。上述の「食の安全・安心・安定供給」に加えて、「おいしさ」や「サステナブル」を実現し続けることは容易ではありませんが、お客様に満足していただけるように引き続き取り組んでいきます。